中南米・スペイン語圏

格安スペイン語で定番のグアテマラ人のスペイン語と指導力について

こんにちは、poohishです。

今回は、『グアテマラ人のスペイン語の特徴とは?』ということで、格安スペイン語留学でもオンラインスペイン語でもおすすめのグアテマラ人講師について、もっと深く掘り下げていきます。

グアテマラ人講師のレッスンは、オンラインでもオフラインでも格安。スペイン人講師に比べるとあまりに安いため、不安を感じる人もいるかもしれません。

これまでもグアテマラ人のスペイン語については、再三触れてきていますが、今回はもっと詳しく、深く、グアテマラ人のスペイン語と講師たちの指導力についてお話していきます。

これを参考に、安心してグアテマラ人にスペイン語を習ってみてくださいね。

これまでも別の記事でグアテマラ人のスペイン語が訛りが少ないことに触れていますが、もっと詳しくどのようなスペイン語なのかをご紹介します。

グアテマラのスペイン語の響き

グアテマラのスペイン語は、耳障りがよくとてもきれいです。ティーンエイジャーや若い人だと、とても早く喋ったり、特別な表現を使ったりするのでわからない時もありますが、これは日本人の日本語にも言えること。

お店などで話すときに、スペイン語の訛りのせいで相手の言っていることがわからないということはほとんどありません。

また多くの人が比較的ゆっくり話します。非常にクリアな発音で、少しゆっくり目に話すので、グアテマラ人のスペイン語はとても聞き取りやすいんですね。

ちなみに一説によると、グアテマラ人のスペイン語がこんなにわかりやすいのは、グアテマラにマヤ族が住んでいることが関係しているとか。マヤの人たちは独自の言語があり、それを第一言語としている人も少なくありません。

そうするとスペイン語がぺらぺらでも、スペイン語は第2言語なので母国語のようには扱えないんですね。

マヤ人以外はスペイン語が第一言語となりますが、国内にはマヤ人が非常に多いため、しっかりクリアに発音しなければ意思疎通が難しいということもあり、グアテマラのスペイン語は聞き取りやすいのだとか。

これが本当かどうかはわかりませんが、グアテマラ人のスペイン語がきれいなことを考えると、信ぴょう性のある説ですね。

グアテマラのスペイン語文法

他のラテンアメリカの国々と同様、グアテマラではvosotros(tuの複数形)は使われていません。その代わりスペインでは使われないvosという2人称が存在します。こちらはかなりくだけた間柄で使われる表現です。

スペインでくだけた間柄で使われるtuも、グアテマラでは使われていますが、こちらは女性的でvosに比べると少し上品なイメージのある2人称のようです。実はtuは使わない人もいます。そういう人は丁寧な言い回しのustedか、vosかを相手によって使い分けているようです。

体感的には、スペインで使われるustedよりも、グアテマラで使われるustedの方が距離が近い感じがします。割と仲が良くても、ustedを使ってこられることもあるので。スペインではそれはありえないようです。

ちなみにvosもtuも複数形がないので、複数形でyouと言いたいときには、ustedesに統一されます。

その他の文法については、ほとんどスペインとの違いはないと思って良いでしょう。

グアテマラ特有表現

グアテマラにも、グアテマラでしか使わないような特有表現があります。スラングなどの言葉には、こう言うものが多いですね。

そしてスラングであることが多いので、外国人である日本人にあまり使って来る人はいません。

ただしスペインのスペイン語とは異なる単語が使われている場合もあります。この違いはアメリカ英語とイギリス英語の関係のようです。

例えばスペインでは車のことをcocheと言いますが、グアテマラではcarroです。じゃがいももスペインではpatataですが、グアテマラではpapaとなります。そういった単語の違いはありますが、スペイン人とグアテマラ人が会話をしている時には、文脈などで読み取れるようです。

なのでグアテマラのスペイン語が身についても、何も問題はないでしょう。

グアテマラ人講師の指導力ってどう?

では次はグアテマラ人講師の指導力について、ご紹介していきます。私自身実際グアテマラでたくさんの講師たちを見てきたので、この情報についてはかなり信憑性があるものです。

なんとなく格安スペイン語だと、指導力に難点があるのでは・・・と心配になってしまいそうですが、グアテマラ人講師についてはそんな心配は必要なさそうです。

グアテマラはスペイン語留学地としての歴史が長い

日本ではあまり知られていませんが、グアテマラはスペイン語留学をするための国としての歴史が非常に長い国です。グアテマラで一番スペイン語学校が多いアンティグアには、35年以上続いているスペイン語学校もあります。

地理的な問題で、アメリカやカナダの人はスペインに行くよりも、グアテマラに行く方が気軽な場合もあります。また費用面で言えば、圧倒的にグアテマラの方が格安です。

そもそもアメリカはラテンアメリカ系の人が多く、スペイン語も広く使われています。しかしそのスペイン語はラテンアメリカのスペイン語です。つまりアメリカ人にとっては、スペインのスペイン語よりも、ラテンアメリカのスペイン語の方が馴染みがあるんですね。

カナダはアメリカほどスペイン語が使われている土地ではありませんが、陸続きでもあるため、ラテンアメリカ系の人はやはり少なくありません。

そういうわけで、アメリカやカナダからは今でもグアテマラにスペイン語留学をしにくる人で溢れています。

そうした事情から、グアテマラ、特に古くからスペイン語学校のあるアンティグアは、スペイン語教育に非常に力を入れていて、講師の質も高い人が多いんです。グアテマラにとっては、スペイン語留学をしてもらえると外貨が入ってくるため、国の経済を支える1つの柱となっているといっても過言ではないほどなんです。

グアテマラはあまり経済的に豊かな国ではないので、外国人がグアテマラに来て観光したり留学したりしてくれることは、とてもありがたいことなのですね。講師たちの質が悪ければ、留学生が減ってしまいますから、スペイン語教育には非常に力を入れているようです。

グアテマラ人講師も質には差がある

前述のとおりグアテマラ講師の質については、信頼しても良いものです。しかしグアテマラ人講師も質には差があります。また学校によっても講師の質はばらつきます。

1つ言えることは、あまりにも相場より値段が安い学校は、質に問題がある場合もあるようです。質の悪い講師を集めているということではなく、経験の浅い講師やまだ学生の若い講師を雇っているため、相場よりも安い授業料で成り立つようです。

授業料の安い学校がすべてそういうわけではありませんが、そういう学校もあるということを覚えておきましょう。経験が浅くても、才能があって教え方が上手な人もいますが、やはり経験がある方が広い範囲で教えることができるでしょう。

まったくの初心者なら、そういった学校でも問題ないかもしれませんが、DELEを受けることを考えるなら、もっとしっかりした学校で教えている講師がおすすめです。

また同じ学校でも講師によって質に差は出て来ます。これは経験年数だけではなく、生徒との相性や、得意分野、そして講師自身の性格に寄るところが大きいでしょう。

オンラインスペイン語なら、自分と気の合う講師を探せばこの問題はほぼ解消されます。やはり気が合う講師と学んだ方が、成長しやすいですし楽しく勉強できますよね。グアテマラでスペイン語留学をする場合も同じこと。担当となった講師があわなければ、翌日からでも変えてもらえます。

ですから講師たちの質の差についても、それほど大きな問題にはならないでしょう。

意外と厳しいグアテマラ人講師たち

グアテマラ人はラテン人だから、教え方もテキトーなのでは?と不安になる人もいるかもしれません。しかしそんな心配はいりません。なぜならグアテマラ人講師は、意外と厳しいんです。

ちょっとした間違いでも、すぐに訂正してきます。優しい講師が多いのですが、優しい口調でビシバシ訂正してくることも。

ラテン的な楽しいレッスンをしてくれる講師もたくさんいますが、楽しい雰囲気のまましっかり訂正もしてきます。あまりテキトーにレッスンをしている人はいないでしょう。

特に校長がしっかりしているような学校に所属している講師だと、テキトーにレッスンをするなんてもってのほか。なぜなら、生徒から苦情が来れば、2度とその学校で生徒を持たせてもらえないかもしれないからです。

グアテマラ人講師たちは、一応所属している学校があるものの、そのほとんどがフリーランスのような働き方をしています。生徒がいなければ、賃金は発生しません。ですから質の良いレッスンをして、生徒から良いフィードバックをもらうことで、自分に生徒を回してもらえるように必死なんです。

グアテマラ人講師たちは、生徒が来てくれるととても喜びます。働けることを喜ぶなんて、ちょっと私にはない発想なのですが、「あーよかった。神様ありがとう!」とテンション高く喜んでいます。

そういうわけで、しっかり厳しく生徒のスペイン語をチェックして、なるべくしっかり学んでもらおうと、講師たちは必死なんですね。正直、平均的に見ればスペイン人講師たちよりもグアテマラ人講師たちの方が、この点については真面目です。

スペイン人講師が悪いわけではなく、経済的な問題で、グアテマラ人講師たちの方が切羽詰まっている状態だからでしょう。失業していても何の保証もないですしね。

というわけで、グアテマラ人講師についてはラテン人だからテキトーなんじゃ・・・という心配は必要ありません。私自身多くの講師と触れ合ってきていますが、テキトーな講師を、オンラインでも語学学校でも見たことがないです。

私の行っている学校の校長が、非常に講師たちに厳しいというのも関係しているのかもしれませんが・・・。

指導力よりも相性が大事な場合も・・・

前述でも触れていますが、スペイン語を覚える際、講師の経験年数や指導力よりも、相性が大事になるケースもあります。

たとえば、非常に厳しく間違いをチェックしてくれ、どんどん喋らせようとたくさんの質問をする講師がいるのですが、ゆったりとマイペースに学習したい人には、こんなタイプの講師は合わないでしょう。ストレスを感じてしまって、なかなか思うようにスペイン語が身につかないかもしれません。

しかしそんな講師は、別の生徒にはとても人気だったりすることもあるんです。ですから、講師との相性というのは非常に重要な点です。

ですからスペイン語講師を探すときには、自分と相性ぴったりの講師を探すのがおすすめです。ある程度の指導力は、どの講師でも備えていますから、あとは相性面で選んでみましょう。

指導力についてもこだわりたいなら、経験年数が長めの講師の中から、相性の良い講師を探してみましょう。それだけの長い間、スペイン語を教えて生活ができているということは、それだけ指導力もある証拠です。

そういう風に、あなたのニーズに合わせて講師との相性も見ながら、講師を選ぶようにしてみてください。グアテマラ人が講師であることは、スペイン語を学ぶ上で何も問題はありません。しかし講師との相性は非常に重要なポイントです。

まとめ:一緒に学んでいて楽しい講師を見つけよう

今回は格安スペイン語でおなじみのグアテマラ人講師たちの指導力などについてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。よりグアテマラ人講師に習うことについて、ポジティブになれていると私も嬉しいです。

グアテマラ人講師たちは、スペイン語を教えるということについては非常に真面目な人が多いですから、安心して彼らからスペイン語を習ってみてくださいね。グアテマラにはグループレッスンがほとんどないので、彼らはマンツーマンで教えることに慣れています。ですから、あなたに合ったレッスンをしっかりとしてくれるでしょう。

ABOUT ME
poohish
過去のイギリス在住歴5年弱。現在はフリーランスでライターをしながら翻訳や英語教師をするかたわら、日本を拠点に各地に旅をして、各国の文化や英語教育状況なんかを眺めたりしている。 たびのごはん Traveling to eat the world
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